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社会工学科について

社会工学は常に先の時代を見つめ、感じ取り その問題の解決、新しい時代の豊かな可能性を追求してきました

私たちの社会工学科は1966年に世界に先駆けて東京工業大学に創設されました。
社会工学とは社会の問題を解決するために「モノ」を創り、それを活用し社会に役立てる学問です。

ここでいう「モノ」とは例えば法律、数理モデル、公共空間、あるいは絵画などのアートであったり、多種多様なものを含みます。

例えば、我々は、京都議定書の締結において重要な役割を果たした、温暖化が社会経済に与える影響を分析するモデルを開発しています。これによって地球環境問題の解決へ向けて、私たちが何をすべきかを明らかにしています。
また公共事業の有用性を判断するための実用的な費用対効果のモデルを開発しました。政府がこれを利用することで、無駄な公共事業を減らすことが可能となりました。

さらに自然、歴史、建築物を統合するまったく新しいコンセプトの茨城県古河総合公園をデザインしました。この公園はUNESCOのメリナ・メルクーリ国際賞という名誉ある賞を2003年に受賞しています。

このように私達社会工学科は多くの実績を持ち、社会工学の分野で、その構想力と緻密な解析力によって世界の中心的役割を果たし日本を常にリードしてきました。

社会工学科が生み出し社会を変えた著作物の例
1969 『情報化社会』講談社
1970 『競争社会のゲームの理論』勁草書房
1971 『社会工学』筑摩書
1971 『都市の制御』日本放送出版協会
1976 『地価と土地政策『第二版』』岩波書店
1978 『環境政策を考える』岩波書店
1981 Game Theory and Social Choice: Selected Papers of Kenjiro Nakamura、Keisoshobo
1982 『風景学入門』中央公論社
1995 『生活時間の社会学』東京大学出版会
1998 『景気と経済政策』岩波書店
2000 『入門社会工学』日本評論社
2002 Climate Policy Assessment, Springer Verlag
2002 The Economic Valuation of the Environment and Public Policy, Edward Elgar
2004 『都市から考える公共性』東京大学出版会

学部社会工学科カリキュラムの構造
論理性と美の追求

古い秩序が崩れ、新しいシステムが誕生するとき、個人や社会は一時的に混乱に陥ることがあります。しかし、確固たる論理と人間や自然を含む社会に対する深い興味があれば、混乱を乗り越え、新しい理念と社会の仕組みを拓くことが可能です。

そのため社会工学科では次のカリキュラムを用意しています。
まず皆さんは理系の基礎である数理論理とともに、物質文明の中でともすれば自分を失いがちな人間、あるいは地球環境問題に象徴される科学技術と自然の抜き差しならない対立を考えるときとても大切になる、学問の基本である哲学を学習します。さらに人間社会の深い理解のために現代社会の主要な原理となっている経済学のエッセンスを習得します。そのうえで、社会の問題を解決するさまざまのコンセプトを具体的に表現するために、空間デザインの技法を身に付けます。

社会工学科のカリキュラムの特徴は第一線で活躍する人文社会科学者と政策立案、空間設計など社会創造をささえる独創的なデザイナーによる少数精鋭教育、そして確固たる基礎を学んだ後、皆さん一人一人を尊重する独自性、自主性が生かされる柔軟性、選択性のある教育です。

大学院科目

大学院のプログラムは文部科学省の『魅力ある大学院教育イニシアティブ』に採択された全国で最も充実したカリキュラムになっています。

制度設計理論(経済学)プログラム
公共システムプログラム
時空間デザインプログラム
博士課程
ノンプロフィットマネジメントコース
ニューパラダイムコース
  ・制度設計理論(経済学)プログラム
・公共システムプログラム
・時空間デザインプログラム

私たちと一緒に、地球環境問題の解決から、皆さん一人一人を包み込む生活空間の美の追求をとおして、新しい時代の扉を開き世界に飛躍しませんか。

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